今年も7月11日(月)11時より、お大師堂にて施餓鬼法要を厳修致しました。

有縁無縁の精霊と、先祖先亡の精霊を供養します。私たちは命尽きるまで、色んな命を頂きながら生きていかなければなりません。私たちを取り巻くものを尊び、感謝をする心を忘れないようにしなければなりません。また、心の餓鬼にも気をつけなくてはなりません。何かにとらわれ、しがみつき思いを巡らし、あさましい心を持つと、自らを餓鬼道に堕し入れる事もあります。自分では、いいことを行ったり、言ったりしていると思う一種の思い上がり、周りからの優しい言葉、温かみのある態度を持つ心、また、それらを当たり前と思う心が居座り、満たされないと自分がこれほどやってあげてるのにという怒りの心が出てきます。これが心の餓鬼なのです。先亡の餓鬼界に苦しむ人々の供養にあわせて、我が心の餓鬼の供養も行いたいものです。