種田山頭火(たねださんとうか)(本名・正一)は、
山口県防府市で明治十五年(西暦1882年)に生まれ、昭和十五年(西暦1940年)に愛媛県松山市の「一草庵」で亡くなりました。
異様な生き様と放浪から生まれた俳句のひとつひとつが私達を魅了せずにおれません。
昭和七年(1932年)三月、山頭火が50歳の時に、長崎県佐世保市の九州西国霊場第二十七番札所 清岩寺に拝登して、九州西国三十三箇所の観音巡礼を結願成就したと記録に残されています。
この時の読んだ俳句
「ふるさとは遠くして木の芽」
「笠へぽつとり椿だった」
九州西国霊場巡礼の道 著者:菊川春暁 発行者:九州西国霊場会1999年初版より一部を抜粋。