7月11日(木)11時より、大師堂にて施施餓鬼法要を厳修致しました。
雨を心配しましたが、お帰りになるまで大降りにならず安心しました。
施餓鬼会(法要)は、お釈迦様のお弟子、阿難尊者が営まれました。
ある夜、森の中で静かに瞑想していたところ、ガリガリに瘦せ異臭を放ち、口から火炎を吐く餓鬼が現れ、「お前は三日後に死に餓鬼道に生まれ変わる。そうなりたくなければ、一切の餓鬼に食を施し供養せよ。そうすれば、その功徳によりお前も救われるであろう。」といったのです。そこで、阿難さまは餓鬼道の鬼神に食物を布施することで、自分の内にある餓鬼の心(慳貪心)を開放なさったのです。これが、施餓鬼会のはじまりです。
阿難さまが、慳貪心にという自我に気付き、平等の布施が死後の恐怖を取り除いたという事に思いを向け、布施という行為が持っている深い強い力を感じとり、お盆に向けて心を整えていきたいと思います。
法要後はお弁当をお持ち帰りください。