10月18日十一面観音様御縁日

人生とは、楽あり苦あり、でこぼこな曲がり道を歩んでいかなければなりません。
でも、一人ではありません。仏さまはいつも見守ってくださっています。仏さまと歩む道が仏道です。仏さまに手を合わせ、仏の道を歩んで行けば必ずやすらぎの心が得られます。
では、どうすれば仏の道を歩めるのか。やすらぎの心を得られるのか。
目の前に起きる出来事を、自分の感情を入れずにそのまま受け入れる。そうすると、起きた出来事の原因や本質が少しずつ見えてきます。感情的になり、自分には落ち度がなく相手が悪いと他者を責めているといつまでも乗り越えられず、同じような苦境がやってきます。
仏さまに手を合わせると、謙虚な気持ちになります。そうすると、周りの人に支えられている事に気付かされます。
「キャンサーギフト」と、いう言葉がありますが、病気をしたからこそ気づけたこと、自分の人生を見つめ直し、新たな視点で生きることが出来ます。一見不幸なようでも、幸いなこと、自分の捉え方次第で逆境を乗り越える事が出来ます。

「願わくばこの功徳をもって 普く一切に及ぼし 我らと衆生と皆共に仏道を成ぜん事を」
と、お経の最後に唱えます。皆が他者(生きとし生けるもの)を慈しみ共に精進出来ますように。

月がきれいな季節になりました。秋の夜長、神仏の事を思い浮かべて月をめでるのも一興かもしれません。

今月も観音様の縁日の護摩祈祷に参加いただき、お疲れ様でした。