早岐茶市

早岐茶市(はいきちゃいち)は、長崎県佐世保市の早岐地区で開催されています。
毎年5月の7、8、9が末尾につく日に開催されます。
今年は、初市5月7日8日9日、中市5月17日18日19日、後市5月27日28日29日、梅市6月7日8日9日です。
奈良時代の文献である、肥前風土記に「郡の西北にあり、此の所は、潮が満つ時は東に流れ、引く時は西に湧いて、その響きは雷のようである。」それが速来(はやき)の門という、それは早岐瀬戸のことで、速来村・・・今日の早岐の地名の起こりであります。
昔から海陸共に交通の要衡であった早岐で、山に住んでいた漁師や山武士達が獲った鳥や獣の皮等と、海辺に住む漁師が獲った魚や海草等と、物々交換をしていたことから自然発生的に「市」がたつようになり、田植前の農閉期で、初夏の素晴らしいこの季節に縁起の良い七・八・九のつく日を選び市が開かれるようになりました。
最盛期は、江戸時代末期から明治時代の中頃で、五島や平戸そして附近の島々から、六百隻もの大小の船が集まり、遠くは博多、佐賀、長崎等からは、見物人や商人達が大勢やってきました。
早岐瀬戸の周辺は「かえまっしょ、かえまっしょ」と海の幸と山の幸を交換する人々、数万の人出で大層賑わったと伝えられています。
又、その頃は、九州のお茶の相場が早岐で決まったともいわれています。

ホームページはこちら http://haiki-chaichi.com

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