令和元年度最終日の四萬六千日祭

いよいよ、8月8日(木)から始まりました四萬六千日祭も今日までとなりました。
3日間の十一観音様のご開帳も最終日となり、朝からもお参り頂きありがとうございます。
この三日間にお参りすると四千六百日お参りしたのと同じ功徳があると言われていますが、この功徳を皆さまはどう捉えてらっしゃるでしょうか。中には、この三日間にお参りすれば自分の願いが叶うと思ってる方もいると思います。しかし、そう考えると、適当にお参りしても逆に真剣にお参りしても、同じ功徳が得られるのでは、適当に数をこなせば功徳が得られるという錯覚に陥ります。たくさんの仏さまに願い事だけをする行為には所詮功徳なんてありはしないのです。また、願いが叶うからお参りをするけど、叶わなければしないという功徳とは無縁の行為となります。
大事な事は、仏さまを信じ自分自身の行いを正し、自分の願いを叶えるためどんな困難も乗り越えて、我慢強く精進することなのです。くじけそうになる自分を仏さまにお導きいただけるよう一心にお参りされることが、功徳を得られる事に繋がるのではないでしょうか。
令和元年最終日の20時より大護摩祈祷を厳修致します。護摩は煩悩を焼尽して身を清める密教独特の儀式です。護摩祈祷に参加され、護摩の聖なる火によって自分自身の心を清めて功徳が得られる行為ができるようお参りされることをお勧めします。