二十三夜会

復活!二十三夜会

 「二十三夜講」は江戸時代から昭和初期まで続いていた月待ち信仰の1つで日本各地で行われていました。二十三夜の月は勢至菩薩(勢至菩薩は阿弥陀さまの脇侍を勤め知恵を司る仏様)の化身といわれ、二十三夜に勢至菩薩を拝めば万却の罪が滅すると言われ、安産祈願の信仰対象でもありました(不妊治療にもいいとか)。夜中に出る月に願をかけるため待っている間、女性たちが集まり飲食を共にし、生活の知恵となりそうな情報交換・地域の人々の縁を深める場でもあったようです。

    (第2回二十三会の写真です)
 
 福石観音には二十三夜塔が3基奉られています。今年4月3日より二十三夜の日に福石観音にて「二十三夜会」と称し、和の文化に親しみ、月暦と共に健康や生活の智恵の情報交換の場にしていきたいと思っています。
 
 第6回二十三会は、10月は27日(日)12時より開催致しました。
 今年、長崎の献上米に選ばれた、対馬・赤米神米を昔ながらの農法で作っていらっしゃる、主藤ご夫妻のお話は興味深く、神事を継承していく事の大変さ・ご苦労などを改めてお聞きする事ができました。奄美大島でも昔ながらの神事の復活の兆しなど、各地で昔ながらの行事を
 また、お茶の頂き方や、会を催す時の礼儀など、美味しく・楽しく学びました。
 何にしても、まずは自分の身の回りの掃除から!家の内外のゴミ・ほこりを掃除することは、心も掃き清め、整えていくことです。玄関の靴を揃える事は、心を揃えいろんな状況に対処できる準備をすることにもなります。全てが万事、一つできなければ、それ以上何も成し得る事はできないのです。判っていてできないのが、私たちですが、今日より明日、少しづつ成長するために二十三会でお話を聞けてよかったです。
 自然の恵みに感謝し、昔ながらの月暦を参考に月のリズムで暮らす事を楽しみ、お互い気配り・心配りできる女性に近づける場になると嬉しいですね。

 次回、第7回二十三会は11月25日(月)になっていますが、時間はまだ、未定です。
決まり次第、HPに載せたいと思います。会費1.000円で、誰でも参加可能です。
 ただし、いろんな会への悪質な勧誘・宣伝などは、固くお断りいたします。